シングルマザーである友人の、仕事と子育て

妊娠中から別居生活を始めた私の友人は、子供が生まれてすぐに離婚しました。妊娠を機に結婚したため、結婚期間は、1年にも満たない長さです。交際期間が長かったので装丁もしない出来事でした。旦那様の実家依存が強く、思うようにいかない結婚生活に嫌気がさしたのが、そもそもの原因と聞いています。

それから友人は、実家に戻り、実両親の協力はあるものの、女手ひとつで子供を育てています。

朝は4時過ぎに起床し、仕事の準備と子供の食事の支度と弁当作り、その後子供を保育園に送り、出勤してフルタイムで働き、残業をして…そんな毎日を何年も続け、ようやく子供は小学校に入学しました。いつも寝不足になりながら頑張っている友人を見て、母親はすごい、と思っていたものでした。

そうやって必死に子育てをしていても、思うようにいかないことも少なくないと聞きました。
「どうして自分にはお父さんがいないのか」
と泣かれたことも数え切れないそうです。

せめて子どもと過ごす時間を増やそう、と残業の少ない部署へ異動願いを出したところ却下されて泣いていたこともあります。新しい仕事を探そうにも残業が多くて、思うように転職活動が進まず、悩んでいたこともありました。

シングルマザーであることを理由に、はっきり断られた企業もあるとのこと。昔と比較するとシングルマザーの数も増えているとはいえ、まだまだ理解を得られないケースもあるのだとその時感じました。

少ない時間をやりくりして、その後も転職活動を続け、現在彼女は正社員の仕事を見つけて働いています。まだ苦労は多いようですが子供も小学校に上がり少しずつ生活は落ち着いてきているとのこと。
その苦労をずっと近くで見ていて、何度も切ない気持ちになりました。もっと世間がシングルマザーに対して優しい社会になることを、心から願っています。